学校長挨拶




 本校が建つ「日名」の地には、鎌倉時代三河守護であった足利氏の重臣上杉氏(上杉謙信の先祖)の屋敷があり、足利尊氏(室町幕府初代将軍)の実母である上杉清子が住んでいたそうです。後に、丹波国(京都府綾部市)安国寺(光福寺)に屋敷を寄進し、その後江戸時代には岡崎藩の藩主の屋敷として使われていたとのことです。
 本校は、昭和59年(1984年)に岡崎市では7番目の県立高校(現在のところでは最後の開校)として、由緒あるこの「日名」の地に開校しました。開校に当たっては、当時の岡崎市の人口27万人のうちの14万人を超える請願が集まり、更には地域の方々から広大な土地の提供をいただくなど、大きな期待を受けて本校は開校しました。これからも開校に関わっていただきました皆様の思いを決して忘れることなく、本校の果たすべく役割をしっかり認識し、地域に貢献していきたいと考えています。
 本校の歴史は他校に比べるとまだ浅く34年余りですが、この間に本校を卒業された方は、すでに1万3千人に及び、地域だけでなく全国で活躍しています。そして数年後には、多くの方が今度は日本のリーダーとして活躍してくれるであろうと確信しています。
 さて、本校生徒は、皆明るく素直で、誰もが青春のまっただ中で充実した楽しい高校生活を謳歌しています。学校行事はもちろんのこと、明るく元気に一生懸命学習や部活動に取り組んでおり、その姿を毎日見ていると私自身元気いっぱいになります。勉強では、それぞれが希望する進路を実現するために毎日の授業はもちろんのこと、早朝・業後そして夏休みや冬休み中の進学補習、土曜日の学習会などに積極的に参加しています。この春の卒業生の進路実績は昨年を上回るとても素晴らしいものでした。北海道大学、名古屋大学現役4名を始め、県内外の国公立大学に118名、有名私立大学にも多く合格し、後に続く後輩諸君への立派な道しるべを残してくれました。また、部活動においても素晴らしい実績を残してくれ、春の総体予選では21部ある運動部の中で13部、陸上競技部は10種目、水泳部は27種目が県大会に出場しました。秋の新人戦においても総体予選には及びませんでしたが、それでも10部、陸上競技部は9種目、水泳部は16種目が県大会に出場しました。文化部では吹奏楽部も複数回出場しました。更には、県大会を勝ち抜き、東海大会にも陸上競技部の3名、吹奏楽部の団体と個人2名が出場を果たし、本当に素晴らしい活躍です。校長室前にあるプレート「岡崎西高校部活動栄光の軌跡(開校からこれまでの諸先輩方の部活動での東海大会以上の活躍を記録したもの)」に全国大会が63競技、東海大会出場が95競技の名が刻まれています。
 このように、本校は「文武両道」を正に地で行く学校であり、諸先輩方の残した実績から分かるように、「学習」「進学」「部活動」などどれをとっても素晴らしい成果を出しています。つまり、生徒一人一人が今抱いている「夢」、これから抱く「夢」を間違いなくすべて実現できる学校です。

 最後に、今年度の本校の目標及び方針を提示します。

目 標
 『常に 高い志(目標)を持ち、実践していくと共に一つ上を目指す』
         〜グローバル人材・リーダーの育成に努める〜

方 針
1 褒めて育てる
2 十分な学力を確保する
3 グローバル社会で活躍できる人材を育成する
4 失敗を恐れず、新しいことにも積極的に挑戦する
5 部活動指導の充実を図る
6 規範意識の更なる向上を図る

 以上、今年度も本校職員一丸となり、教育活動に邁進してまいります。今後とも岡崎西高校をご支援いただきますようお願い申し上げます。

                       愛知県立岡崎西高等学校長  近藤 博靖